
私たちの商店街では来街客数の増加と安心安全を2つの目標に掲げて運営いたしております。
昨年度はさらに、ホームページ等の更新を通してコロナ禍の新たな取り組みとしてウェブでもリアルでも三軒茶屋に来ていただくということを努力目標に掲げました。
今年度は振興組合設立50周年の節目を迎え、前身の三軒茶屋銀座商店会設立からもから75年ということで、長い歴史を振り返る振興組合設立50周年記念誌を発刊いたしました。商店街関係者やお世話になった皆様方、そして国会図書館などに寄贈いたしました。
今年度も昨年と同様に新型コロナウィルス感染症の猛威はとどまることを知らず、予定していた各種イベントの中止や縮小を決定せざるを得ませんでした。50周年記念式典も延期となりました。そのかわりにウェブでの集客をすべく、露出を高める努力をいたしました。
社会の閉塞感が高まる中、2021年には1年延期してコロナ禍の東京2020オリンピック・パラリンピック大会が開催されました。開催自体が危ぶまれておりましたが、コロナ対策を講じ世界中のアスリートが集結して無事開催することができました。世田谷区もアメリカ選手団のホストタウンとしてオリンピックに貢献することができました。そして、たくさんの感動を私達に残してくれました。
私どもの商店街でも、ウェブを中心に動画配信の協力をしたり、商店街街路灯にオリンピックのフラッグを掲げるなどして、この世界的イベントを盛り上げて参りました。
オリンピック終了後も、東京都主催のウェブ版イベント「大東京商店街まつり」にも参加させていただきました。さらにSNS等で情報を積極的に配信することで、ホームページをご覧いただく方も多くなって参りました。
YouTubeなどの動画配信サービスが注目を集めていますが、商店街としても動画編集教室や動画コンテストを開催いたしました。大変好評を博しました。
またデジタル推進を進めるために、zoom会議を活用し積極的に話し合いを進め、スムーズな運営に努めました。
コロナ禍の取り組みとしては、街の安心安全を守る活動として前期より継続している清掃活動を行いました。この取組みは新聞やテレビなどにも取り上げられ注目されています。
その他の広報活動としては、商店街のガイドマップを季節ごとに情報更新して作成し、常に新しいマップを来街客に提供して参りました。
商店街では多様性のある社会を目指し、近隣の諸団体と協力して国際婦人デーにミモザのカードを配るなどして活動の場を広げました。
今後はSDGsを視野に入れながらの商店街活動を考えているところでございます。
令和4年3月吉日
理事長 飯島祥夫